嫡男殿からの手紙とポケモンカードの深さ
2013年5月23日 ポケモンカード コメント (6)先日この日記にも書かせていただいたように、嫡男殿の新しいデッキを作りたいモチベーションがいつになく高まっており、新しいものを作っては「対戦しよう」と迫ってきます。
そのモチベーションやアイデアを妨げることなく、よりうまく回って、勝ちに近づくようなデッキにするにはどうしたらよいか。以前にもお話ししたように親子プレイヤーたるわたしの大きなテーマです。
「このポケモンはいらない」と決めてしまうのは簡単です。「アララギは4枚でしょ」とあてはめてしまうのも。でも本当にそれが最善なのか、と自問自答しています。一流のプレイヤーの方々が多くの対戦や経験のなかでたどり着いた方法論であり、将棋の定石と同じように正しいものだと理解はしています。
けれど、まだまだ経験の浅いこどもたちに「こっちが正しい」とただ押し付けても仕方がないのではないでしょうか。すくなくとも「どうしてこのポケモンは外したほうがいいのか」「どうしてアララギは4枚入れたいのか」理由を説明できなければいけませんし、それを理解してもらわなければいけないと思います。
ポケモンカードのデッキ構築には必然しかないと思います。理由のないカードは一つもなく、バランスには意味があるのです。それをどうやって知るのか。根源的には対戦を通じて自分で感じていくしかないのでしょう。でもその前に枚数によってどうなるのか、を考えてデッキを組むのとなにも考えずに「4枚入れろと言われたから」といって入れるのではまったく結果は違うと思います。
わたしはポケモンカードは準備のゲームだと考えています。
どのように戦いたいのか。何を使って、どうすれば勝てるのか。勝つために必要なカードはなんなのか。それをいつ、どこでどのように使えば勝てるのか。相手によって戦い方は変わりますが、それも事前に準備していた方策の一つに瞬時に切り替えているにすぎません。大切なのは繰り返される小さな単位であるプレイの合理性とデッキ全体の合理性をしっかりと整え、どのような事態にあっても対策を考えておくことなのだと理解しています。
もちろん、もちろん私はそんな段階にツメの先ほども到達しておらず、単なる場当たり的にプレイしているにすぎません。ですが、このゲームの本質は将棋やチェス、アメリカンフットボールにも通じる理論の積み上げによって実現される準備と、その実行にあるのだと考えます。
「なぜ?」「どうして?」
と自分で考えながら、デッキを組む。その結果思ったように動くのか動かないのか。動かないならさらにどうすればよいのか。悩み、考え、そしてやってみる。それがこうした本質に近づくひとつの方法なのではないでしょうか。
そんなことを思いながら、嫡男殿に「デッキを作る時の考え方」というメモを書きました。内容としては他愛もない、「種ポケモンは何枚いるか」「メインのアタッカーは誰か」「メインがこないとき、だれで戦うのか」「1枚だけ入るポケモンの役割は何か」「エネルギーを何枚入れるのかの考え方」「サポートの種類とその枚数の考え方」といったところです。初心者の私がみなさんの日記やアドバイスをもとにしつつも、思いつきで書いているものですから、きっと間違っている部分も多いだろうと思います。
でも今日の朝、嫡男殿はわたしにこんな質問をしてきました。
「お父さんのガブリアスデッキって誰がサブアタッカーなの?」
うっと思いながらも「ガブリアスにはサブアタッカーはいないんだ。アタッカーはガブリアスだけ。その代りガブリアスはドラゴンコールでどんどん出てこれるし、やられてもつりざおでどんどん戻せるから、たいていの場合は戦えるんだよ」と話しました。(本当はさらに他のアタッカーを入れていない理由もあるのですが、そこまでは情報過多になるので話しませんでしたけども。)
嫡男殿はわかったような、よく理解できないような複雑な顔をしていましたが、そうやって「なぜ?」と思ってくれることがうれしくて、うれしくて。
そしてあのメモが机の上にありました。
本当にうれしかったです。
いつか、嫡男殿とデッキ構築の方法論でも語り合えたら幸せです。
そのモチベーションやアイデアを妨げることなく、よりうまく回って、勝ちに近づくようなデッキにするにはどうしたらよいか。以前にもお話ししたように親子プレイヤーたるわたしの大きなテーマです。
「このポケモンはいらない」と決めてしまうのは簡単です。「アララギは4枚でしょ」とあてはめてしまうのも。でも本当にそれが最善なのか、と自問自答しています。一流のプレイヤーの方々が多くの対戦や経験のなかでたどり着いた方法論であり、将棋の定石と同じように正しいものだと理解はしています。
けれど、まだまだ経験の浅いこどもたちに「こっちが正しい」とただ押し付けても仕方がないのではないでしょうか。すくなくとも「どうしてこのポケモンは外したほうがいいのか」「どうしてアララギは4枚入れたいのか」理由を説明できなければいけませんし、それを理解してもらわなければいけないと思います。
ポケモンカードのデッキ構築には必然しかないと思います。理由のないカードは一つもなく、バランスには意味があるのです。それをどうやって知るのか。根源的には対戦を通じて自分で感じていくしかないのでしょう。でもその前に枚数によってどうなるのか、を考えてデッキを組むのとなにも考えずに「4枚入れろと言われたから」といって入れるのではまったく結果は違うと思います。
わたしはポケモンカードは準備のゲームだと考えています。
どのように戦いたいのか。何を使って、どうすれば勝てるのか。勝つために必要なカードはなんなのか。それをいつ、どこでどのように使えば勝てるのか。相手によって戦い方は変わりますが、それも事前に準備していた方策の一つに瞬時に切り替えているにすぎません。大切なのは繰り返される小さな単位であるプレイの合理性とデッキ全体の合理性をしっかりと整え、どのような事態にあっても対策を考えておくことなのだと理解しています。
もちろん、もちろん私はそんな段階にツメの先ほども到達しておらず、単なる場当たり的にプレイしているにすぎません。ですが、このゲームの本質は将棋やチェス、アメリカンフットボールにも通じる理論の積み上げによって実現される準備と、その実行にあるのだと考えます。
「なぜ?」「どうして?」
と自分で考えながら、デッキを組む。その結果思ったように動くのか動かないのか。動かないならさらにどうすればよいのか。悩み、考え、そしてやってみる。それがこうした本質に近づくひとつの方法なのではないでしょうか。
そんなことを思いながら、嫡男殿に「デッキを作る時の考え方」というメモを書きました。内容としては他愛もない、「種ポケモンは何枚いるか」「メインのアタッカーは誰か」「メインがこないとき、だれで戦うのか」「1枚だけ入るポケモンの役割は何か」「エネルギーを何枚入れるのかの考え方」「サポートの種類とその枚数の考え方」といったところです。初心者の私がみなさんの日記やアドバイスをもとにしつつも、思いつきで書いているものですから、きっと間違っている部分も多いだろうと思います。
でも今日の朝、嫡男殿はわたしにこんな質問をしてきました。
「お父さんのガブリアスデッキって誰がサブアタッカーなの?」
うっと思いながらも「ガブリアスにはサブアタッカーはいないんだ。アタッカーはガブリアスだけ。その代りガブリアスはドラゴンコールでどんどん出てこれるし、やられてもつりざおでどんどん戻せるから、たいていの場合は戦えるんだよ」と話しました。(本当はさらに他のアタッカーを入れていない理由もあるのですが、そこまでは情報過多になるので話しませんでしたけども。)
嫡男殿はわかったような、よく理解できないような複雑な顔をしていましたが、そうやって「なぜ?」と思ってくれることがうれしくて、うれしくて。
そしてあのメモが机の上にありました。
本当にうれしかったです。
いつか、嫡男殿とデッキ構築の方法論でも語り合えたら幸せです。