ポケモンカードゲームにかぎらず、対戦ゲームで制限時間がある場合、それぞれのプレイヤーが消費する時間というのは非常に大きなファクターとなります。囲碁や将棋、チェスなどで持ち時間という概念があるのは対戦の公平性を維持するために必要なことだからなのでしょう。

ポケモンカードゲームには持ち時間という概念はありませんが、多くのジムバトルや自主大会などで対戦ごとの制限時間が設けられていたり、公式大会のステージ通過に人数もしくは時間制限があることを考えると自分がどのくらいの時間をかけて対戦しているのかを知っておくことは非常に重要であると感じています。

そこで持ち時間を設定して対戦できるようにチェスクロックを導入してみました。本物は意外と高価(10,000円超え!)なのでもちろんアプリです。
英名である「chess clock」で検索するといろいろと出てきてそのほとんどがフリー、または機能制限版をフリーで提供しています。いくつか見てみて主観で選んだものをインストールして使ってみました。

それがこちら。
iOS 版
https://itunes.apple.com/us/app/chess-clock-free/id858039162?mt=8
Android 版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.chess.clock&hl=ja

インストールできたらまずは歯車のアイコンを押して設定を行います。すでに設定済みのコントロールがいくつかありますが、今回は自分で設定したいので「New Time Control」を選択します。

以下の3つの項目が設定できます。

▼NAME
この設定の名前です。わかりやすいものをつけましょう。

▼STAGES
時間を設定できます。「GAME in 5 min」とか時間表示されているところをタップすると時間を選択できるようになります。今回は30分制限のゲームでの利用を考えているので乱暴ですが双方のプレイヤーが半分の持ち時間と考えて15分に設定します。ここは都合に合わせて好きにすればいいところですね。

STAGEは追加していくことができますが、持ち時間を使い切った後のことは考えていないので今回は使いません。

▼INCREMENT
計時方法の選択です。「Fischer」という方式がわかりやすいのでこれを選択します。
このFischerという方式ではターン終了時にそれぞれの持ち時間にボーナスを加算していきます。今回はシンプルにするために加算ボーナス無しの0 secを選んでいます。

さて、対戦開始します。2つある時計部分のどちらかをタップしたらスタートします。ポケモンカードでは先攻の人のターンが始まる際に後攻のプレイヤーが自分の側の時計部分をタップして始めるとよいでしょう。自分のターンが終わったら動いている方の時計部分をタップすると相手の時計が動きます。

使ってみると思った以上に自分が時間を使っていることがわかります。自分が待たされている時には3分でも結構長いと感じますが、自分の番で少し複雑なことを考えたり、対戦の終わらせ方まで検討していたりするとあっという間に感じます。こんなに体感値と実際の時間が違うとは思いませんでした。

反面、時間の経過が気になってアプリ画面をチラチラ見てしまうなど、ゲームに集中できていない状況もできてしまいました。また時間がわかることで対戦の戦略も変わって来てしまいそうです。この辺りは導入することでの功罪あるなぁと感じます。
とはいえ実際に計時しながら対戦することはあまりないので、その他にも思わぬところで時間をかけてしまっているなど、新しい発見がありました。

ジムバトルなどでは使えませんが、今後もフリーなどで試してみたいと思います。



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