「自主大会」という言葉をそこここでみかけるのでちょっと記事を一本書いてみようと思います。

「自主大会」というとみらチャンのような大規模大会を連想してしまって、自分たちで開くにはちょっとハードルが高そうに聞こえてしまいますよね。わたしたちもそうでした。やってみるまでは。
実際みらチャンみたいに100人規模で開催したらそれは運営する人たちにかかる負担は大変なものですが、そんな大規模なものだけが自主大会というわけではありません。

実際、自宅でともだち集めて対戦会を開いたってそれはもう自主大会の一つだと思うんですよね。ポケモンカードゲームの最大の楽しみはやっぱり対戦です。それも一回の対戦だけでなく、連続して対戦してその結果を競ったりするのはとても楽しいものです。
ジムバトルや公式大会にでるには予定が合わないとか、あまり知らない人と対戦するのはまだちょっと…というような方にはぜひ小さめの自主大会を開いて、ポケモンカードゲームを楽しんでもらいたいと思っています。

わたし自身まだまだ手探りで右往左往している状況ですが、自主大会を開くにあたってのちょっとしたポイントをまとめてみます。

自主大会を開くときに決めなくてはならないのは以下の様なことです。
▼だれを対象に開催するのか
▼何人くらい参加するのか
▼どこで開催するのか
▼どんな方式でやるのか

▼だれを対象に開催するのか
大会を開くにあたって一番重要だとわたしが思うポイントがここです。ポケモンカードゲームをプレイする人は下は幼稚園生から上は還暦すぎの方まで多種多様、そして指向性も様々です。会社の運動会レベルの草野球の大会に甲子園に出るような選手を呼んでしまってもお互いに気まずいだけになったりしかねませんよね。

こども達の集まりでも大会用のデッキでしっかり対戦したい子もいれば、まだまだ集まらないカードをいろいろ試行錯誤している段階の子もいます。まして初めて家庭の外で対戦する、なんて子がいる場合にはレベルの調整は非常に重要です。

参加するみんなが楽しめるレベルがどんなものなのか慎重に考えておきましょう。そして事前に大会の趣旨を参加するこどもたちや親御さんに説明します。その上で参加して欲しいと伝えないと、認識にすれ違いが発生した場合には双方にとって残念なことになります。

あなたがどんな大会を開きたいのか。初めは具体的でないにしても大会に参加する人の顔をイメージしておくことが大事なんだと考えています。

▼何人ぐらい参加するのか
次に重要なのは大会に参加していただく参加者の数です。ここをはっきりさせていないといろいろな準備ができず、よけいな作業や心労が増えてしまいます。あなたが開きたい自主大会はどんな大会にしたいのか。それを思い描いた時、何人くらいの参加者がいるでしょうか。

何十人も集めることを最初から目指すと結構大変ですから、近くに住んでいる年齢の近い子たち(と親御さん)を誘って小さなところからはじめるのがいいかもしれません。実際、こども4人で開催したって大会の気持ちがあればそれは自主大会です。

いずれにしても参加者の人数については最初にしっかり決めておき、余程のことがない限りその範囲内で開催することをおすすめします。想定外の人数が集まってしまったりすると進行がグダグダになってしまって運営を担当する人が疲弊してしまったり、参加者のモチベーションが下がってしまうこともあります。まずはしっかり予定通りに開催すること。これが重要です。

▼どこで開催するのか?
近所のこどもが4人くらいでやるならご自宅のリビングが会場でも全く問題ありません。むしろ気兼ねなく楽しめるこのくらいのサイズからできるのが理想かもしれません。

もう少し集まりそうなら、もしくは自宅に上げるのに奥様の理解が得られないとか、そもそもあげられる状態ではないとかいろいろと障害がある場合には、地域の公民館や集会所を借りてみるのもいいと思います。地域によって周辺事情はかなり違うのでへたなことは言えませんが、小さな部屋なら比較的簡単にしかも安価に借りることができる場合が多いです。

多くの人数が集まれる大きな部屋だったり人気の施設などでは抽選に参加しないと予約できない場合も多いようですが、それでも皆さんが思うよりかなり安く借りられるはずですので、ぜひ市役所や区役所などに問い合わせてみていただけたらと思います。

適当な場所が見つからない場合、カードショップに相談するのも一つの手です。対戦コーナーの時間貸しをしてくれるところもありますし、そういうシステムがなくとも混み合う時間を避ければ融通してくれるかもしれません。

カードショップで大会を開く場合、いろいろと制約事項ができると思いますが、逆に利点もあります。ポケモンカードの対戦はなかなか見る機会がないので、みんなでわいわい盛り上がっているところをみて興味をもつこどもたちがいるかもしれませんよね。そんな小さなことも期待したいところです。

▼どんな方式でやるのか
▽対戦方式
大会の方式には勝ち抜きトーナメント戦や総当たりのリーグ戦、さらにちょっと複雑ですがスイスドローなんて方式もあります。

勝ち抜きトーナメントはスポーツなどでなじみも深く、時間も短くて済むのですが、一度負けたら終わりという形になるため負けた人のケアが必要になります。負けた人同士の対戦を組んだり、別の大会を用意するなどの工夫が必要になります。

総当たりのリーグ戦もわかりやすいのですが全ての組み合わせを行うために時間がかかりがちです。8人くらいにになったらリーグ戦とトーナメントを組み合わせたサッカーワールドカップ方式を取り入れるなど工夫が必要でしょう。また、勝ち星が並んだ場合の順位の決め方は事前に決めておく方が良いと思います。

スイスドローは上の二つの欠点をうまく回避していて、カードゲームの大会ではよく採用されているようです。ただこの方式にも欠点があり、毎回対戦相手を決めたり、最終的な順位を決める計算方法がちょっと複雑になるという点で導入には少し慣れが必要です。

今は計算してくれるエクセルソフトなんかもあるようですが、いずれにしても少しハードルが高いとも言えます。

単純に勝ち星が同じ人を当てて行き、全勝がいなくなるまで続ける、という簡易的な方法もあります。ななはちやさんのジムバトルはこちらが採用されていますね。

それぞれの特徴をよく見極めて、大会に適した方法を選択してください。

▽時間制限
対戦を行うなら必ず事前にルールをしっかり決めておくべきです。順位のつけ方や時間切れの際の処理の仕方、そして同点の場合の勝敗のつけ方、などはきちんと明確にしておかないと揉める元になります。楽しく対戦するためにも明確にしておきましょう。

複数の対戦が同時に行われるのですから、制限時間は必須になると思います。制限時間を設けるということは時間切れの際の処理方法を決めなくてはなりません。コールと同時に終了するのか、そのターンが終わるまで行うのか、はたまた相手のターンが終わるまで行う、なんてルールもありますね。

この辺りはみなさんが日頃慣れた方法に合わせるのが良いと思います。こどもたちにとってはルールはあまり変わらないことが望ましいと思います。ポケモンチェックに入っていたらどうなるのか?という細かいところまで事前に決めて、紙などに書いて皆が確認できるようにしておくとさらにいいでしょう。

▽プライズ
商品なんてなくても楽しいのがポケモンカードゲーム、なのですが、なにかあった方が盛り上がるのも事実です。

自主大会なので皆が買えるものというよりは大会の名前入りのグッズとか賞状なんかを作ってみるとこどもも大人も盛り上がれると思います。このところサボってできていませんがきる☆みぃ杯でもオリジナルのグッズを作って優勝チームに提供してとてもよろこんでいただけたことがあります。

でも時間がないよーというのはわかります。そんなときに使えるのが以下のツールです。
PCとプリンターがないと使えませんが、かんたんに格好がつくのはいいと思います。

◯ポケモンカードゲームツールステーション
http://www.pokemon-card.com/event/tool_station/index.html

つらつらとまとまりなく書いてみましたが、新弾発売後のタイミングや新年迎えた後なんかに楽しい大会を開いてみてはいかがでしょうか。

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