シャドーボックスで使う道具 (トランサー篇)
2013年9月20日 図画工作 コメント (6)最近の工作はもっぱらシャドーボックスなわけですが、なにやらポケモンカード界隈でまたブームの兆しがあるようですね。
やってみるとはじめてでも結構形になるものですし、なにより楽しいですよ!
好きなポケモンの素敵なイラストを使って工作するのって、ポケモンカードのひとつの楽しみ方だと思います。たくさん集まりすぎてしまったBWのカードを使うのである意味エコでもあるかな、という言い訳もできます。
これまでいくつかの記事でわたしなりの作り方をご紹介してきました。
▼真夏のシャドーボックス作り ナゲキ (2013年8月12日)
http://zbzbzb.diarynote.jp/201308121525379932/
▼ゴチミルさんのできるまで (2回構成)
http://zbzbzb.diarynote.jp/201308311049416783/
http://zbzbzb.diarynote.jp/201309030014347503/
もちろん見よう見まねと先人の紹介動画なんかの力をかりての内容で、今更新しいことは何もないものです。ただ、素人が試行錯誤してるところをみたら少しはみなさんのハードルも下がるかな?くらいの気持ちで気楽に公開してきました。
今日の記事はタイトルにもあるように道具についてです。シャドーボックスは単純にいえばカードを切って貼り合わせるだけなので、切る道具と貼る道具があれば大筋できてしまいます。その意味では参入障壁はとても低いです。
ですがそこは工作の世界。あると格段に楽になる道具がたくさんあります。もし始めてみてさらにやってみたいと思ったらぜひ手にいれて欲しい道具をご紹介してみようかと思います。
前置き長いですね。
今回ご紹介するのは切る道具でも貼る道具でもなく、押す?道具です。
え?なにいってるのかわからない?そうですね。本来は切るための道具からご紹介するのが筋なのですが、昨日の記事で思いのほか反響があったため、この道具を紹介する記事から書いてみることにしました。
シャドーボックスは基本的には切り抜いた紙を間隔を空けて影が出るように積層させて組み上げる手法を使います。この時点ではすべての層は平面になりますが、より立体的に見せたり物としての表情を出すために切り出したパーツを少し加工することが多いです。
こうした手法では切り出し方も単純な積層とは変わって、加工することを前提にしたものになってきますし、加工をどこにどの程度施すのか、というバランスがきもとなるため工作の難易度を上げてしまいます。でもしっかり習得されて加工を施すと表現の幅は飛躍的にあがる、「らしい」です。
実はまだまだわたしはこの丸めたり筋をいれたりという加工が苦手でして、先人の作られた物を見てすごいなーとか思うだけという段階です。そういう視点で見てみるとわたしのはみんな平面でのっぺりしているのがわかるとおもいます。
この加工を最初に取り入れた場所はカードの右上にあるタイプ表示です。ななはちやさんに飾られているシャドーボックスをご覧になったことのある方ならすぐわかると思いますが、丸いマークを文字通り丸く膨らませ、「ぷっくり」させて貼り付けています。
このぷっくりという表現はななはちやさんとも親交のあるダンボールのこびとさんのページで知りました。
▼つくなん「小技:ぷっくり」
http://nandemotukuruyo.blog101.fc2.com/blog-entry-123.html
実は今日の記事で書くべきこと(コメントで聞かれたこと)はここにほぼすべて書いてあります。のでこれにて終了!
なんですが、まぁそれじゃあんまりなので続けてみます。
この加工は別のカードから切り出したパーツを先の丸いもので押してクセを付けて行くことで施されています。編み棒やら耳かきやら硬くて丸みがあればできるとシャドーボックスの作り方のページなどで紹介されていたので、わたしも編み棒やら竹串を自分で削ったものやらを使って挑戦してきました。でもこれがうまくいきません。
最初につくったコイキングからぷっくり加工をやっているのですが、きれいにいったためしがありません。なにかコツはないのかといろいろ探しているうちに上記のページにいきつき、「モデラー」と呼ばれる専用の道具があることを知りました。
モデラーというのはプラモデルを作る人というわけではなくて革細工やら陶芸やらでつかうヘラのようなものを指すようです。ただダンボールのこびとさんが使われているものは専用のモデラーではなく、コミック制作などでスクリーントーンを原稿に貼り付けるための「トランサー」といわれる道具のようでした。
ということでこれを買いました。
▼マクソン トランサー
http://www.amazon.co.jp/dp/B001UNEMRS
新宿の世界堂で420円でした。
先の曲がったへらのようなものと棒の先にちいさな球がついたものが両端についています。ヘラのほうは単純な形ではなくけっこう複雑な形になっていまして、これがなかなか秀逸で押し付ける角度によっていろいろなかたちに対応できるようになっています。
もう一端のちいさな球はエネルギーマークのぷっくり加工に適しておりまして、逃げコストのちいさなマークはこちらを使うことでかなりうまく加工できます。
ダンボールのこびとさんはカードを2枚おろしにすることなくそのまま切り出しているようですが、正直カードの厚さのまま円を切り出すのは非常に難しいと思います。たしかに厚いままのほうがそのあとの加工の際、パーツの強度が増してしわになりにくくよいのですが、きれいに切り出せないと意味がないのでわたしは2枚おろしにしたカードを使っています。
他の作業でもうすくしたカードを使うことが多いので無駄にしないためという側面もあります。
切り出しの技術に自信があれば積層する途中のカードから切り出してもいいとおもいます。そのへんは5枚で完成させる!とか無駄を極力なくす!といった自分で課した制約との戦いですね。
そんなわけでカードを押す道具「トランサー」のご紹介でした。
やってみるとはじめてでも結構形になるものですし、なにより楽しいですよ!
好きなポケモンの素敵なイラストを使って工作するのって、ポケモンカードのひとつの楽しみ方だと思います。たくさん集まりすぎてしまったBWのカードを使うのである意味エコでもあるかな、という言い訳もできます。
これまでいくつかの記事でわたしなりの作り方をご紹介してきました。
▼真夏のシャドーボックス作り ナゲキ (2013年8月12日)
http://zbzbzb.diarynote.jp/201308121525379932/
▼ゴチミルさんのできるまで (2回構成)
http://zbzbzb.diarynote.jp/201308311049416783/
http://zbzbzb.diarynote.jp/201309030014347503/
もちろん見よう見まねと先人の紹介動画なんかの力をかりての内容で、今更新しいことは何もないものです。ただ、素人が試行錯誤してるところをみたら少しはみなさんのハードルも下がるかな?くらいの気持ちで気楽に公開してきました。
今日の記事はタイトルにもあるように道具についてです。シャドーボックスは単純にいえばカードを切って貼り合わせるだけなので、切る道具と貼る道具があれば大筋できてしまいます。その意味では参入障壁はとても低いです。
ですがそこは工作の世界。あると格段に楽になる道具がたくさんあります。もし始めてみてさらにやってみたいと思ったらぜひ手にいれて欲しい道具をご紹介してみようかと思います。
前置き長いですね。
今回ご紹介するのは切る道具でも貼る道具でもなく、押す?道具です。
え?なにいってるのかわからない?そうですね。本来は切るための道具からご紹介するのが筋なのですが、昨日の記事で思いのほか反響があったため、この道具を紹介する記事から書いてみることにしました。
シャドーボックスは基本的には切り抜いた紙を間隔を空けて影が出るように積層させて組み上げる手法を使います。この時点ではすべての層は平面になりますが、より立体的に見せたり物としての表情を出すために切り出したパーツを少し加工することが多いです。
こうした手法では切り出し方も単純な積層とは変わって、加工することを前提にしたものになってきますし、加工をどこにどの程度施すのか、というバランスがきもとなるため工作の難易度を上げてしまいます。でもしっかり習得されて加工を施すと表現の幅は飛躍的にあがる、「らしい」です。
実はまだまだわたしはこの丸めたり筋をいれたりという加工が苦手でして、先人の作られた物を見てすごいなーとか思うだけという段階です。そういう視点で見てみるとわたしのはみんな平面でのっぺりしているのがわかるとおもいます。
この加工を最初に取り入れた場所はカードの右上にあるタイプ表示です。ななはちやさんに飾られているシャドーボックスをご覧になったことのある方ならすぐわかると思いますが、丸いマークを文字通り丸く膨らませ、「ぷっくり」させて貼り付けています。
このぷっくりという表現はななはちやさんとも親交のあるダンボールのこびとさんのページで知りました。
▼つくなん「小技:ぷっくり」
http://nandemotukuruyo.blog101.fc2.com/blog-entry-123.html
実は今日の記事で書くべきこと(コメントで聞かれたこと)はここにほぼすべて書いてあります。のでこれにて終了!
なんですが、まぁそれじゃあんまりなので続けてみます。
この加工は別のカードから切り出したパーツを先の丸いもので押してクセを付けて行くことで施されています。編み棒やら耳かきやら硬くて丸みがあればできるとシャドーボックスの作り方のページなどで紹介されていたので、わたしも編み棒やら竹串を自分で削ったものやらを使って挑戦してきました。でもこれがうまくいきません。
最初につくったコイキングからぷっくり加工をやっているのですが、きれいにいったためしがありません。なにかコツはないのかといろいろ探しているうちに上記のページにいきつき、「モデラー」と呼ばれる専用の道具があることを知りました。
モデラーというのはプラモデルを作る人というわけではなくて革細工やら陶芸やらでつかうヘラのようなものを指すようです。ただダンボールのこびとさんが使われているものは専用のモデラーではなく、コミック制作などでスクリーントーンを原稿に貼り付けるための「トランサー」といわれる道具のようでした。
ということでこれを買いました。
▼マクソン トランサー
http://www.amazon.co.jp/dp/B001UNEMRS
新宿の世界堂で420円でした。
先の曲がったへらのようなものと棒の先にちいさな球がついたものが両端についています。ヘラのほうは単純な形ではなくけっこう複雑な形になっていまして、これがなかなか秀逸で押し付ける角度によっていろいろなかたちに対応できるようになっています。
もう一端のちいさな球はエネルギーマークのぷっくり加工に適しておりまして、逃げコストのちいさなマークはこちらを使うことでかなりうまく加工できます。
ダンボールのこびとさんはカードを2枚おろしにすることなくそのまま切り出しているようですが、正直カードの厚さのまま円を切り出すのは非常に難しいと思います。たしかに厚いままのほうがそのあとの加工の際、パーツの強度が増してしわになりにくくよいのですが、きれいに切り出せないと意味がないのでわたしは2枚おろしにしたカードを使っています。
他の作業でもうすくしたカードを使うことが多いので無駄にしないためという側面もあります。
切り出しの技術に自信があれば積層する途中のカードから切り出してもいいとおもいます。そのへんは5枚で完成させる!とか無駄を極力なくす!といった自分で課した制約との戦いですね。
そんなわけでカードを押す道具「トランサー」のご紹介でした。