XY環境に入り結果として一番触って、一番たくさんのデッキで試したポケモンとなりそうなパンプジンについて、XY2の情報が出てきたこのタイミングでちょっとまとめておこうかなと。これまでも何度か記事で触れているのでまとめページ的にもなればいいかなと。いや誰の役にも立ちそうにないですが。(予防線)

まずはパンプジンのテキストを確認しましょう。

[超]ぶきみなうたごえ 
相手のポケモン全員に、ダメカンをそれぞれ2個ずつのせる。

[超][超]ソウルスクリーム
おたがいのバトルポケモンの残りHPが、それぞれ「10」になるように、ダメカンをのせる。



二つの技の組み合わせをみてびっくり!これまでラッタのいかりのまえばとシャンデラの呪いのしずくで狙っていたEX確定2撃、あわよくば同時複数体落としを同じポケモンで狙えるという。ゲームショーの3on3で使ったのろいのまえばの究極系がここに!素晴らしい!

と興奮してデッキを組んだのはXYの立ち上がり時期でした。みなさんがまずはイベルタルやフレフワンなどを研究していた頃、わたしはかぼちゃであそんでいたのです。まずはパンプジン単騎構成でした。

▼第一章 パンプジンだけデッキ
http://zbzbzb.diarynote.jp/201312220116296448/

こちらはやりたいことはシンプルでとにかくソウルスクリーム撃って瀕死のダメージを相手に与え、次に不気味な歌声で倒すというものです。
じぶんも瀕死になるのでEXを倒しても結局2-2交換になりがちですが、どこかで相手の攻撃が止まるとかわせるだろう、というコンセプトですね。

パンプジンにメタモンというシンプル構成に学習装置とスカーフを多投してぐるぐる輪廻を回すという考え自体はそこそこうまく行きました。(HKさんには毒催眠で簡単に突破されましたけど。)

しかしながらエネルギー加速手段のない超エネを2枚つけるというのは思った以上に難しく、そこを補うはずの学習装置もダストダス台頭の余波でみんな突っ込んでいるスクラッパーで難なく剥がされていきます。

また2エネのついたパンプジンが出来上がるタイミングも難しく、せっかく2エネついたパンプジンでぶきみなうたごえ撃たざるを得ない状況が発生するととたんに厳しくなります。また逆鱗持ちにとっても弱くて1回挟まれるとサイド差を埋めることは事実上不可能になりました。

毒催眠を絡める形にして一撃できる状態を1、2回作れないと難しそうです。
あ、わたしの毒催眠は使わない縛りは継続中のためその形は試していません。

結果としてうまくはまると気持ちよいのですが、相手がすこしでも止まらないと高速でなぐり合って結局負ける、という。耐久力がなさ過ぎてエネルギーがまったくついていきませんでした。

次に組んだのはHKさんの助言に基づいてサーナイトいれた形。1エネでソウルスクリーム撃てちゃう!という。

▼第二章 パンプジンサーナイト

こちらは進化ポケモン増やすことに不安があったのですが、2進化3タイプのデッキを回していた経験からか結構立てやすい構築にできました。つまりは「全力でサーナイトつくる」という構成にしているわけです。

サーナイトが立ち上がってくれると1エネでソウルスクリームを撃てるようになるため非常に楽になります。
ところがそちらにデッキのスペースを大きく割くことになったため、輪廻ギミックが弱まりパンプジンが量産できない対戦が増えます。サブアタッカーを積んでいなかったこともあり、なかなか厳しい戦績でした。
こちらこそ毒催眠を積むべきなのでしょうが、ポリシーですので仕方ないです。

相手が早いと負ける!と考えてそれを妨害したらどうかとダストダスと組ませてみます。

▼第三章 パンプジンダスト

えー、うん。弱くはないけど単騎に比べると輪廻ギミックが弱まり、不安定になりました。ダストダスはまったくもって置物なので中途半端に特性止めても勝利には近づいていく感じはしません。

もう少し積極的に相手を倒したい、と次に組み合わせたのは誰しも考えるヨノワール型。

▼第四章 パンプジンヨノワール
http://zbzbzb.diarynote.jp/201401282244152749/

ヨノワールでダメカンを動かすことを前提にするならば基本的にはぶきみなうたごえだけ撃てれば良いことになります。もちろんベンチを絞られた場合には積極的にソウルスクリームを狙う必要が出てきますけれども。

1エネで大ダメージをばらまくというのは気分のいいものでヨノワールとのシナジーはかなり高いです。2ターン目辺りに準備ができれば相手のデッキのメカニズムをになうポケモンを集中的に排除していくことができます。

しかし、この組み合わせの最大の問題はすべてのポケモンが悪弱点だということです。特に悪デッキにイベルタルが投入された昨今、1エネで30点がバケッチャにとってもヨマワルにとっても致命傷で、さらにハチマキなんぞ巻かれたらもうお手上げです。

3割から5割くらいで悪を踏む状況ではこの組み合わせは厳しいと感じました。なにもできずに終了するためフラストレーションが溜まります。ポケモンカードゲームさせてくれ!

とはいえここまでの検証からヨノワール型でなくとも、パンプジンはソウルスクリームでロマン求めるよりぶきみなうたごえでばらまく方がいいと結論。ベンチ絞られると辛いけど、現環境では展開前提のデッキ多いのでバラマキは序盤から機能でき、そこそこ戦えると判断しました。

パンプジンは普通のダメージは与えられないため、ばら撒いた後に登場するフィニッシャーが必要になります。ヨノワールは回答の一つですが、前述のように盤面作るまでのリスクがでかくて安定しません。そして自分のプレイングにもヨノワールはいまいちフィットしないと感じたので違うフィニッシャーポケモンをさがして作ったのがこちら。

▼第五章 うたうルギア
http://zbzbzb.diarynote.jp/201401281102035552/

ぶきみなうたごえを3回60点ばらまいておければプラズマゲイル120点でEXを倒すことができます。ハチマキもあるので2回40点しか乗っていなくてもうまく倒しきることができる可能性を目指しました。

ゲノセクトのレッドシグナルを隠れ蓑にして、プラズマエネルギーをためていき、その後スクランブルスイッチでどかーん!という夢を描いてみたものの、やはり絵に描いた餅でした。

そもそもばらまくことしかしないパンプジンにレッドシグナルつかう意味ないし、エネルギーを手貼りする権利を使う暇はなかなかありませんでした。
しかしながらそのまま場に出すとすぐ狙われてそんな簡単にルギア完成しないですし、フェアリーバレットやパルキア対抗のための改造ハンマーが猛威を振るってきます。

それほど数はいませんがイベルタル対抗で入ってるライチュウなども天敵でした。そもそもシビビール系列には殴る前に気絶させられてなかなか勝てそうにありません。

それならばと再度フィニッシャーを検討しなおすことに。

▼第六章 黒いカボチャ
XY1最強アタッカーの呼び声も高いイベルタルをフィニッシャーにするというひねりのない形。そこにダストダスをいれてすこしでも雷デッキのパワーをそごうというのがこのデッキの狙いでした。

さらにあわよくば相手のシャドーサークルで弱点消してやろうという色気もあったりして。なら自分で入れろよという話なんですが、手元に残ってなかったんで(ぉ

パンプジンもイベルタルも特性依存していないのでダストダスはすんなり入りました。

これは行けるんじゃないか!

そんな思いでななはちやさん1周年大会に参加してきました。結果は4連敗!多少は可能性をみせた場面もありましたが、安定の負け負け負け負けでトイレ前集合。エネルギー加速手段がないとさすがのイベルタルも息切れして厳しいですねー。

残念ながらここもまだ終着駅ではないようです。

いろいろ可能性がある(と思っている)パンプジン。XY2でまた環境が変わりますので懲りずに旅を続けてみたいと思います。

え?ドラゴンはどうしたって?

…いや、ほら… イベルタルってばドラゴンみたいに見えなくもないじゃないですか。ルギアも、さぁ… ア、アイリスなら間違えかねないでしょ?たぶん、知らんけど。


いえることは、ポケモンカード楽しい、ってことです。

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