わたしとzGoがジムチャレンジ(今のジムバトル)に初めて参加したのはちょうど一年前の今頃でした。

駅からの道を歩きながら、「まだなの?ね、まだー?」とドキドキしながら歩いたことを今もはっきり思い出します。はじめは駅から遠いと文句を言っていたのに、慣れたらすぐ近くだ、簡単だと母親に言い放っていて笑いました。

最初に家の外で対戦するというのはとても勇気のいることでした。そもそもカードゲームのお店というのは知らないととても特殊な場所のように思え、こどもを連れて足を踏み入れることに躊躇してしまいます。実際、小さなお子さんと一緒に訪れるには不向きなお店もあり、なかなか難しいものだと思います。

幸いにしてわたしたちが初めて訪れたお店はななはちやさんであり、親子で訪れるカードショップとしてとてもありがたいお店でした。

路面店でお店のなかが外から伺うことができるので、ビルの入り口で戸惑うことがありません。また、明るく清潔感のある店内のおかげで安心して中にはいることができました。

越谷レイクタウンのファイヤーボールさんのように、親子連れが訪れやすい、恵まれた立地のお店もあります。でも知らなければそうしたお店に巡り会えないですね。

なぜわたしがななはちやさんに向かうことができたか。それはしゅんしゅんパパさんの日記がきっかけでした。

はじめてセットと少しの拡張パックで始まったわが家のポケモンカードも3ヶ月経ち、自分たちで考えていくだけでは同じことの繰り返しになって来ていました。

わたしたちが知っているカードはほんの少し。でもやみくもにパックを買ってもうまくいかないと感じたわたしはネット上の情報を探しました。

様々な情報がヒットして中を覗いて見たのですが、多くのページはその頃のわたしにとっては難しすぎ、専門的すぎて理解が及びませんでした。前提となっているルールや考え方、ポケモンカードの世界での常識が圧倒的に不足していたのです。

そんな中出会ったのがしゅんしゅんパパさんが連載していた体験記でした。うちのzGoと同じ年恰好の息子さんが前年からはじめたポケモンカードで体験したことを臨場感たっぷりに伝えるものです。

他の記事に比べて平易でわかりやすい文体で、かつ初心者が対面する様々な不思議なことをどう克服したかがしっかりと書かれていました。そして文章のそこかしこに「みんな一緒にやろうよ」というメッセージを感じました。

この体験記に出会えなければジムチャレンジに参加しようとも思わなかったでしょう。

そのしゅんしゅんパパさんがオススメのお店として書かれていたのが開店間もないななはちやさんだったのです。

最初の一歩をどう踏み出すか、とても難しいことだと最近さらに感じています。Juryさんはじめとするみなさんとどうやったらプレイヤーを増やせるのかを話すたびに「家から外に連れ出す難しさ」に直面します。

北柏で行っていただいた親子大会は盛況でとても楽しかったのですが、集まったのはすでに対戦を楽しんでいる方がほぼ全てではじめて参加する、という方はいませんでした。

これはまぁ当たり前といえば当たり前で、そんな大会があること自体、家でしかポケモンカードをしていない方々には知る由もないことなのですから。よしんば知る機会があったとして、その大会にいきなり参加しよう!と思ってくれる親子さんは少ないでしょう。

わたしがしゅんしゅんパパさんの体験記に背中を押してもらったように、わたしたちプレイヤーが情報を発信することで、家からの最初の一歩を踏み出す手助けができるのではないでしょうか。

そのためにはこうした日記形式ではなく、一連のコンテンツとしてまとまっている方が都合がいいはずです。
また全国各地の情報も掲載していくには複数の方の協力が必要です。

簡便に情報を更新できるwikiの機能を使った、みんなで編集できる情報ポータル、という考え方もありです。誰か一人が更新の責務を負いすぎるとすぐに息切れしてしまうと思いますし、定期的に管理者がリレーしていってもいいでしょう。

せっかくXYがはじまったこの時期、ぜひ逃さずに動き出せたらと思っています。
年度末で余裕がないのが困ったことですが、自分を追い詰める意味でもここに気持ちを書いてしまいます。

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